ドレスコード<白襟紋付>

定義:白襟の襦袢 の上に紋付きの長衣を重ね着した、女性の和服での礼装の装い。

世の中には様々な行事がありますが、参加する決まりごととしてドレスコードが設けられている場合があります。例えば、国が主催となり開催される行事に、「叙勲、式典、祝賀会」などがあります。その際、和装において女性の方には礼装にあたる「白襟紋付」というドレスコードが存在します。更に紋の数や着物の種類によって正礼装(フォーマル)・準礼装(セミフォーマル)・略礼装(セミフォーマル)と格が変ります。

ドレスコードとは、その場面でしかるべきとされる服装の着用規程です。そして自身の立場、主賓であるのか、華を添える立場であるのか等によって選ぶべき装いが変わります。ご自身のお立場をきちんと理解し、装いを決めることは大切なマナーであると考えます。また、同伴者がいらっしゃる場合はバランスがとれていることも重要になります。

この様に、ドレスコードを守ることも大事であると共に、装いには着ている人の想いや心が表現されるものでもあると思います。お祝いの席であれば、「おめでとうございます」と参列者であれば祝福を表する想いから、装いを選ばれることでしょう。

そのひと時を尊び、自身も心を込めて貴重な時間が過ごせる様、装い選びを大切にしてはいかがでしょうか。きっと選ぶ時間も楽しく過ごせることかと思います。

白襟紋付とは女性の和服での礼装の装い